Webサイトの作り方を初心者向けに解説!8つのステップで理解しよう

Webサイトを作りたいと考えているものの、何から始めればよいのかわからないという方は多いのではないでしょうか。Webサイト制作は、全体の流れと基本を押さえれば、初心者でも一歩ずつ進めることができます。
本記事では、Webサイト作りに必要な基礎知識から具体的な作成手順、失敗しないためのポイントまでを、8つのステップに分けてわかりやすく解説します。
【基礎知識】Webサイトを作る際に必要なもの

Webサイトを公開するためには、いくつか準備が必要です。ここでは、Webサイト制作の土台となる「サーバー」と「ドメイン」についてわかりやすく説明します。
サーバー
サーバーとは、Webサイトのデータを保管する場所のことです。作成したWebページのファイルや画像、テキストなどをサーバーに保存することで、インターネット上に公開でき、誰でもアクセスできるようになります。
サーバーには、自社で管理する「専用サーバー」、複数の利用者で共有する「共有サーバー」、初心者にも扱いやすい「クラウドサーバー」などがあります。
レンタルサーバーを利用すれば、月額数百円程度から始められるため、個人や小規模ビジネスにも向いています。容量や表示速度、セキュリティ対策を確認して選ぶことが大切です。
ドメイン
ドメインは、インターネット上の住所にあたるものです。「example.com」のような文字列で、ユーザーはこのドメインを入力することでWebサイトにアクセスします。
独自ドメインを取得することで、Webサイトの信頼性が高まり、企業やサービスのブランディングにも効果があります。ドメインは年間契約が一般的で、費用は数百円〜数千円程度です。
レンタルサーバーとセットで取得できる場合も多く、初心者の方にはセット利用がおすすめです。覚えやすく、ビジネス内容がイメージできるドメイン名を選ぶとよいでしょう。
Webサイトの作り方は大きく分けて4パターン

Webサイトを作成する方法は、技術レベルや予算、目的によってさまざまです。ここでは代表的な4つの作成方法について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介します。
HTMLやCSSで自作する
HTMLやCSSといったプログラミング言語を使い、ゼロからWebサイトを構築する方法です。
デザインや構造を自由に設計でき、完全にオリジナルのサイトを作れる点が大きな魅力です。開発環境とサーバー代のみで始められるため、コストを抑えやすい点もメリットといえます。
一方で、プログラミングの知識が必須となり、習得には時間がかかります。制作にも多くの工数が必要なため、公開までに時間を要する点はデメリットです。技術力を身につけたい方や、細部までこだわったサイトを作りたい方に向いています。
CMSを活用して自作する
CMS(コンテンツ管理システム)を利用してWebサイトを作成する方法です。代表的なCMSにはWordPressがあり、プログラミングの知識がなくても比較的簡単にサイトを構築できます。テンプレートやプラグインが豊富で、機能拡張や更新作業も手軽に行えます。
ただし、セキュリティ対策や定期的なアップデート管理が必要であるほか、カスタマイズを行う場合には一定の知識が求められることもあります。中小企業のコーポレートサイトやブログ運営に適した方法です。
ホームページ制作ツールで自作する
WixやStudio、Jimdoなどのノーコード制作ツールを使う方法です。ドラッグ&ドロップの直感的な操作でデザインでき、プログラミング知識がなくても短期間でWebサイトを公開できます。サーバーやドメイン設定も簡単で、初心者に向いています。
一方で、カスタマイズの自由度は限られており、独自性を出しにくい点がデメリットです。月額料金が発生する場合も多いため、長期的なコストを踏まえて選ぶ必要があります。個人事業主や小規模店舗のサイトにおすすめです。
Web制作会社に依頼する
Web制作会社に外注する方法では、専門知識を持つプロがデザインや構成、SEO対策まで含めて対応してくれます。高品質で戦略的なWebサイトを構築できるため、集客やブランディングを重視する場合に効果的です。
ただし、費用は高額になりやすく、数十万円から数百万円かかるケースもあります。修正や更新のたびに費用が発生することも多く、やり取りに時間がかかる点も考慮が必要です。本格的なビジネスサイトを作りたい企業に向いています。
Webサイトの作り方を8つの手順で解説!

Webサイト制作には明確な手順があります。ここでは、企画から公開までの流れを8つのステップに分けて、それぞれのポイントを解説します。
1.Webサイトを作る目的を決定する
Webサイト制作で最初に行うべきことは、目的を明確にすることです。「商品を販売したい」「企業の認知度を高めたい」「問い合わせを増やしたい」など、具体的な目標を設定します。目的がはっきりしていないと、デザインや内容の方向性が定まらず、効果的なサイトになりません。
あわせて、ターゲットとなるユーザー層も明確にしましょう。ペルソナ(理想的な顧客像)を設定すると、より戦略的なサイト設計が可能になります。目的とターゲットを固めることで、この後の工程がスムーズに進みます。
2.Webサイトに掲載するコンテンツを決める
次に、目的に沿って必要なコンテンツを洗い出します。企業サイトであれば「会社概要」「事業内容」「実績紹介」「お問い合わせ」などが基本です。ECサイトの場合は、「商品一覧」「カート機能」「決済ページ」などが必要になります。
競合サイトも参考にしながら、自社の強みが伝わるコンテンツを検討しましょう。この段階で内容を整理しておくことで、後から大幅な修正が発生しにくくなります。ユーザーが求める情報を意識し、優先順位をつけることが大切です。
3.骨子にあたるWebサイトの構造を設計する
コンテンツが決まったら、Webサイト全体の構造を設計します。トップページを起点に、各ページをどのようにつなげるかを考え、情報の階層を整理します。
ユーザーが迷わず目的のページにたどり着けるよう、ナビゲーション設計が重要です。一般的には、トップページから2〜3クリック以内で全ページにアクセスできる構造が理想とされています。紙に書き出したり、ツールを使って可視化すると整理しやすくなります。
4.骨子を基にワイヤーフレームを作成する
ワイヤーフレームは、Webページのレイアウトを示す設計図です。ヘッダーやメニュー、コンテンツエリア、フッターなど、情報の配置と優先度を決めていきます。
この段階ではデザインの細部よりも、情報の整理を重視します。手書きやPowerPoint、Figma、Adobe XDなどのツールを使って作成するとよいでしょう。ワイヤーフレームがあることで、制作時の認識のズレを防ぎ、作業を効率化できます。
5.ページに必要な画像やテキストを準備する
ワイヤーフレームをもとに、Webサイトで使用する画像やテキストを用意します。ロゴや商品写真、サービス紹介用の画像などを準備し、必要に応じて撮影を依頼することも検討します。
テキストは、見出しや本文、キャッチコピーなどを執筆します。読みやすさを意識し、専門用語はできるだけ避けるか補足説明を加えましょう。素材の質はサイト全体の印象に直結するため、クオリティにもこだわることが大切です。
6.外観にあたるデザインを制作する
準備した素材とワイヤーフレームをもとに、Webサイトのデザインを形にしていきます。配色やフォントは、企業やサービスのブランドイメージに合うものを選び、第一印象で魅力が伝わるデザインを意識しましょう。
また、見た目だけでなく使いやすさも重要です。ユーザーが迷わず操作できるよう、ボタンの配置や余白の取り方に配慮します。デザイン段階で関係者の確認を済ませておけば、後からの修正を最小限に抑えられます。スマートフォンでの表示を前提にしたレスポンシブデザインも欠かせません。
7.コーディングをする
完成したデザインを、HTMLやCSS、JavaScriptなどを使ってWeb上で表示できる形にします。これがコーディング作業です。見た目だけでなく、検索エンジンに評価されやすい構造も意識しましょう。
また、表示速度の最適化や動作確認も重要な工程です。CMSを使う場合は、テーマの調整やプラグイン設定を行います。複数のブラウザやデバイスで表示確認を行い、不具合がないかチェックしましょう。
8.Webサイトを公開する
すべての準備が整ったら、Webサイトを公開します。サーバーにファイルをアップロードし、ドメインと紐付けることで、誰でもアクセスできる状態になります。
公開前には、リンク切れや誤字脱字、表示崩れがないかを必ず確認しましょう。公開後はSNSでの告知などを行い、集客を進めます。定期的な更新と改善を続けることで、Webサイトの価値を高めていくことができます。
Webサイトを作る際に押さえておくべきポイント

Webサイト制作では、見た目の美しさだけでなく、機能面や運用面でも重要なポイントがあります。ここでは、成功するWebサイトを作るために押さえておきたい6つのポイントを紹介します。
SEOの基本を理解しているか
SEOとは検索エンジン最適化のことで、検索結果に自社サイトを表示させやすくするための対策です。基本的には、GoogleのSEOスターターガイドに沿った設計が求められます。
どれだけ優れたデザインのサイトでも、検索結果に表示されなければ、Web上での接点が限られ、機会損失につながります。制作段階からSEOを意識することが重要です。
なお、Web制作会社のなかには、デザインやサイト制作のみに強みを持つ会社もあり、SEOが弱い場合もあります。外注する際は、SEO対策の実績や具体的な施策内容について事前に確認しておくことをおすすめします。
サーバー容量は適切か
Webサイトの規模や想定されるアクセス数に対して、十分なサーバー容量を確保することが重要です。容量が不足すると、画像や動画をアップロードできなくなったり、アクセスが集中した際にサーバーがダウンしたりする恐れがあります。
また、データ転送量の上限も確認しておきましょう。将来的な事業拡大やコンテンツ追加を見据えて、余裕のあるプランを選択することをおすすめします。拡張性の高いクラウドサーバーなら、必要に応じて柔軟に容量を増やせるため便利です。
構造設計の段階でサイトマップを作成しているか
サイトマップとは、Webサイト全体のページ構成を一覧で整理したものです。制作前に用意しておくことで、ページの抜け漏れを防ぎ、作業をスムーズに進められます。
また、サイトマップはSEO対策にも役立ちます。XML形式のサイトマップをGoogleサーチコンソールに登録すると、検索エンジンがサイト構造を把握しやすくなります。
構造設計の段階から丁寧に整えることで、ユーザーにも検索エンジンにも配慮されたWebサイトに仕上がるでしょう。
スマートフォンにも最適化したデザインか
現在、Webサイトへのアクセスの多くはスマートフォンから行われています。そのため、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットでも快適に閲覧できる設計が欠かせません。
画面サイズに応じてレイアウトが自動調整されるレスポンシブデザインを採用することで、操作性と視認性が向上します。Googleもモバイル対応を重視しているため、SEOの観点からも重要です。公開前には、実際の端末で表示確認を行いましょう。
運用体制は決まっているか
Webサイトは公開して終わりではなく、継続的な運用が必要です。新着情報やブログの更新、商品情報の追加などを行うことで、ユーザーの再訪や検索評価の向上につながります。
あらかじめ運用担当者を決め、更新頻度やルールを整理しておくことが大切です。問い合わせ対応やセキュリティ対策、バックアップなどの保守業務も忘れてはいけません。社内対応が難しい場合は、運用サポートを提供するサービスの活用も検討しましょう。
継続的な集客施策は決まっているか
どれだけ完成度の高いWebサイトでも、訪問者がいなければ成果にはつながりません。公開後の集客施策を事前に計画しておくことが重要です。
SEOによる検索流入に加え、SNS運用やWeb広告、メールマーケティングなどを組み合わせることで、安定した集客が期待できます。アクセス解析ツールを活用してユーザーの行動を分析し、改善を重ねていくことで、Webサイトの効果を継続的に高めていきましょう。
まとめ
Webサイトの作り方には、自作と外注のどちらを選ぶ場合でも、それぞれに特徴や向き不向きがあります。重要なのは、目的や予算、運用体制に合った方法を選ぶことです。
また、制作前に目的やターゲットを明確にし、ユーザー視点で設計することで、成果につながりやすくなります。
さらに、Webサイトは公開して終わりではなく、運用と改善を重ねていくことで価値が高まります。本記事で紹介した手順を参考に、自社に合ったWebサイト制作を進めていきましょう。